2024年5月3日金曜日

児童精神科 そう だいこう: 人はみな平等

児童精神科 そう だいこう: 人はみな平等:  先日のクローズアップ現代でカスタマーハラスメント(カスハラ)をやっていた。 いつの日からだろうか。日本では「お客様は神様」が加速していった。自分の思い通りにならないと気が収まるまで従業員や企業の対応者に怒鳴る顧客。「こっちは客だぞ」、「誠意がない」、「それをなんとかするのが仕事...

2024年4月27日土曜日

児童精神科 そう だいこう: 現在、当院の受付スタッフを募集しています

児童精神科 そう だいこう: 現在、当院の受付スタッフを募集しています:  当院は医師は僕一人、看護師一人、心理士三人、受付スタッフは三人という体制で運営しています。現在受付スタッフを一名募集しています。当院はとても小さな医療機関ですが、ご縁があって来てもらった患者さんやご家族に楽になってもらえるよう、スタッフ全員が最大限の努力をしています。 実は最近...

2024年4月19日金曜日

児童精神科 そう だいこう: 生きるとは手放すこと

児童精神科 そう だいこう: 生きるとは手放すこと: 毎週楽しみにしている日経新聞の若松英輔さんの連載「言葉のちから」にこんな文章がありました。 生きるとは何かを得ることだと思っていた。今は、生きるとは手放していくことのように感じている。 僕も人生が進んでいくとモノを得て、知恵を得て、家族を得て、ずっと得ていくものだと思っていました...

2024年4月13日土曜日

児童精神科 そう だいこう: 言葉にできないときの方が人に伝わる

児童精神科 そう だいこう: 言葉にできないときの方が人に伝わる: 毎日いろんな方のお話を聞いています。みんな一生懸命に話をしてくれます。それで気づいたことがありました。人は自分の気持ちを誰かに伝えるために正確に言葉にしようとするけど、言葉にできないときの方が人に伝わることがあります。言葉にならない「なにか」のほうが人の心に響く。そう考えると人の...

2024年4月6日土曜日

児童精神科 そう だいこう: 人々は有名な人のストーリーを知りたがる

児童精神科 そう だいこう: 人々は有名な人のストーリーを知りたがる: 沢木耕太郎さんのエッセイに、世界は「使われなかった人生」であふれてる、というのがある。人々は有名な人のストーリーを知りたがる。無名の人が自分のストーリーを語っても人は聞いてくれない。人口全体では無名の人のほうが多く、トータルでは大きなことを成し遂げているはずなのに、である。 この...

2024年3月29日金曜日

児童精神科 そう だいこう: 例外のないものはない

児童精神科 そう だいこう: 例外のないものはない: 僕がブログに書きたいなと思う内容が思いつくのは「これは普遍的なはずだ」と思う時です。一方でいつも感じる矛盾があります。果たして普遍的なものなんてあるのか。ブログで書いている内容は僕一個人の偏った視点、限られた視野の中で見えていることに過ぎない。それでも自分の考えをまとめようとする...

2024年3月23日土曜日

児童精神科 そう だいこう: 伝え方より聞き方

児童精神科 そう だいこう: 伝え方より聞き方:  ずいぶん前のことです。僕がゴルフの練習をしていると、隣でレッスンを受けている中年女性がおられました。教えているコーチが尋ねます。 コーチ:最近、悩んでいる部分はありますか? 女性:ボールがどうしても左に行くんです コーチ:あ、それはね、○○で△△で、××なことが起こっているから...